2020年のダイキンの業務用エアコンでの売りは「うるるとさららZEAS」。「うるるとさらら」はダイキンの家庭用エアコンの機能のシリーズで1999年から発売され20年位発売されているロングセラー製品です。
目次
「うるるとさららZEAS」の特徴
- 無給水で加湿ができる
- 除湿できる
上記2点が大きな特徴となります。
特に「無給水」で加湿ができることです。通常加湿というとタンクに水をいれ機器にセットすることや、加湿器まで給水配管を施工し給水する必要があります。「うるるとさらら」では、このタンクや給水配管施工が不要となります。
「うるるとさららZEAS」はダイキンの通常の業務用エアコンと「うるるユニット」を連携させて使用します。今まで使ってきたダイキンの業務用エアコンに追加でつけたいと要望もあるかと思いますが、「うるるとさららZEAS」を使うためには液晶ワイヤードリモコンのBRC1G3(新しいリモコン)が必要と記載があり、「うるるユニット」動かす機能が今までのリモコンにはついていないので既存のダイキンの業務用エアコンに追加でつけるのは不可になるかと思います。BRC1G3が既存の機器と互換性があるかどうか記載がないのではっきりとは現状わかりません。
「うるるとさららZEAS」対象機種
- S-ラウンドフロー
- エコ・ダブルフロー
- ワンダ風流
- シングルフロー
- スタイリッシュフロー
※2018年4月発売以降機種のみ
「うるるとさららZEAS」発売時期
2020年6月販売予定
「うるるとさららZEAS」の仕組み
デシカント(乾燥材)の性質を利用し加湿しております。
デシカントの性質とは空気中の水分子を吸着させたり、熱を受けると水分子を放出する性質があります。このデシカントを加湿ローターとして「うるるユニット」に組み込んであり、この加湿ローターに屋外の空気を取り込み、屋外の空気から水分を取り出し加湿します。水が供給されていなくて加湿されるというイメージがぜんぜんわかないと思いますが、「うるるとさらら」の機能に関して家庭用エアコンで20年間も実績があり、加湿具合に関してもしっかり加湿してくれるのだろうかと思います。
「うるるユニット」の設置工事
通常の業務用エアコンの工事のほかに、この「うるるユニット」を設置する工事が必要になります。設置するイメージとしては換気扇を設置するイメージです。屋外から「うるるユニット」に外気を取り込む為にダクトの工事も必要になります。
「うるるとさららZEAS」の除湿について
除湿に関しては、どのメーカーのエアコンでもだいたいついており、似たようなものです。特段今回なにか新しくなったということではありません。
まとめ
事務所や店舗、クリニック、福祉施設、教育施設などでは冬に空気が乾燥しがちです。卓上型の大きめの加湿器を何台も設置して対処している会社もあり、タンクへの給水作業がとても大変とも耳にします。この「うるるとさららZEAS」であれば手間も省け、快適な環境もつくれ快適に過ごせる製品です。ダイキンの業務用エアコンの導入するのなら「うるるユニット」も一緒に導入してみてはいかがでしょうか。