業務用エアコンを入れ替えた場合どれくらい省エネになるか質問される方が多くいます。最新の業務用エアコンに入れ替えるとどれくらい省エネになるのか、どれくらい電気代が安くなるのか解説します。
目次
業務用エアコンの省エネ指標APF
業務用エアコンの省エネ性能を表す指標としてAPFという数値があります。このAPFという数値を比較することによりどれくらい省エネになるかを確認できます。
業務用エアコン省エネ指標APF2015とAPF2006について
APF2015とAPF2006という指標があります。APF2006は2006年の10月に使われ出した指標です。2006年の指標を2015年3月に改訂してAPF2015になっています。指標の算出方法を変えてしまっては比較ができない為、改正はされましたが、APF2015よAPF2006の両方の指標がともメーカーの資料に記載されています。2010年製の業務用エアコンの資料を見てもAPF2015の数値は出ていません。APF2006の数値が出ていますので、その数値と現在(2021年)発売されている業務用エアコンの資料に記載されているAPF2006に数値を比較することにより、どれくらい省エネになっているかの割合は出すことができます。単純な計算で考えるとその割合で電気代も安くなるということです。2006年以前の業務用エアコンの場合APFという指標がありませんでした。2006年以前の指標はCOPという指標となります。COPの比較でも割合は把握できます。しかしCOPは業務用エアコンの稼働状況の考えが含まれていない指標ですので、新旧比較してもあまり省エネになっていないという結果が出ることもあります。
会社で使われている電気機器の把握
会社では多くの電気機器が使用されており業務用エアコンだけの電気代を把握されている会社も多いと思います。機器それぞれの実際の電気代がわからないことには、上記項目で記載した割合を当てはめることができません。さまざまなウェブサイトの情報によると、業務用エアコンの電気代の割合は全電気代の50%と言われております。
業務用エアコンの電気代の算出方法
APF2006の新旧比較と会社の全電気代の50%が業務用エアコンの電気代という考えをもとに大まかな電気代が計算可能です。