SKINNY(スキニー)の業務用エアコンとは
1980年前後に流行ったSKINNY(スキニー)の業務用エアコン。自動車部品メーカーでトヨタのグループ会社のDENSOが販売しておりました。機器は三菱電機のOEMです。メーカーとしてはDENSO、ブランドはSKINNY(スキニー)として販売していますが、機器の中身は三菱電機が作っている業務用エアコンとなります。
SKINNY(スキニー)の特徴
高級な戸建ての住宅によく設置されておりました。現在でも高級住宅や大きな住宅に業務用エアコンを取り付けるケースもおおくあります。SKINNY(スキニー)の業務用エアコンは、全館空調システムとして販売されておりました。冷房、暖房、換気をコントロールするシステムとなります。普通の空調屋さんに見積もりお願いしても断られるケースも多く、少し複雑なエアコンシステムです。SKINNY(スキニー)は室内機にダクトタイプのエアコンをメインに使い、換気機器、加湿機器、モーターダンパー、温湿度調整コントローラー等を組み合わせ空調を制御します。この組み合わせるシステムがパッケージ化されているのがSKINNY(スキニー)の特徴です。
全館空調のメリットは建物内どこに行っても快適な温度に設定できる点です。デメリットは人がいない部屋まで空調することになり、電気代もその分おおくなります。
SKINNY(スキニー)のエアコンを入れ替えしたい場合
SKINNY(スキニー)のブランドは生産終了しておりますが、現在もDENSOがPARADIA(パラディア)というブランド名で全館空調を販売しております。安く済ませたいからと言ってネットの業者に安易に相談してしまっては通常の業務用エアコンを設置されてしまい、全館空調として機能しないシステムになってしまう可能性もあります。システムを設計できる業者であれば設置できるかもしれませんが、システムとして取り扱っているDENSOに相談した方が良いかと思います。株式会社デンソーソリューションのホームページで確認してみてください。