2020年の三菱電機の業務用エアコンはAIを搭載しております。AIで少し先の体感温度変化を先読みする様です。「少し先の体感温度変化」と言われてもよくわかりませんが、外気温や室温や輻射温度データを蓄積して学習、分析し快適な温度にしてくれる機能です。要は勝手に部屋の温度、外の温度を測ってくれて快適な温度にしてくれる機能です。 三菱電機独自のAI「ムーブアイmirA.I.」を搭載した198機種を含む「スリムZRシリーズ」451機種(室内ユニット10タイプ)を5月中旬に発売します。
目次
「ムーブアイmirA.I.」というAIを搭載
「ムーブアイmirA.I.」 は「ムーブアイミライ」と読みます。三菱電機で以前から搭載しているムーブアイというセンシング機能に、学習分析するAIを搭載した未来型の機能という意味合いでしょう。建物の断熱性能や気密性能は建物ごとに異なり温まり方や湿度のこもり方は様々で、この建物の性能を学習します。温風や冷風が接する床や壁、窓などの温度変化から空気の流れと強さを推測します。風がセンサーで読み取れるので人に届いているかどうかを確認し、風を見ながら調整します。
「MELflo」というソフトウェアで簡易点検や機器の管理業務を効率化
「MELflo」は「メルフロー」と読みます。三菱電機独自のソフトウェアでフロン排出抑制法で決められている簡易点検に必要な空調機器データの他、運転データ、異常履歴などのデータ管理、出力を効率化できるソフトとなっております。空調機のリモコンとPC、スマートフォンをBluetoothで通信させクラウド上でデータを一元管理し、建物の管理者や点検業者間で情報共有でき、機器管理業務を効率化できます。
「ムーブアイmirA.I.」搭載機種
シリーズ名・タイプ | セット形名 | 冷房 最大能力 | 希望小売価格 (税抜き) | 発売日 |
スリムZRシリーズ 4方向天井カセット形 | PLZ(X)-ZR(M)P 40~280EF(G)Y | 4.0kW~ 28.0kW | 870,000~ 3,059,000円 | 2020年 5月中旬 |
スリムZRシリーズについて
三菱電機の業務用エアコンは例年スリムZRシリーズ、スリムERシリーズ、スリムERコンパクトシリーズの3シリーズ用意しております。今回はそのうちのスリムZRシリーズがモデルチェンジする流れとなります。それぞれのシリーズの位置づけはこちらを御覧ください。