コロナの影響で換気について考えられるようになった方が多くいます。しかし、漠然と考えるだけでどうしたらいいかわからない方も多くいます。例えば、「建物にどのような換気機器、換気設備が入っているかわからない。」「どのような空調設備が入っているかわからない。」「誰に聞いたらいいかわからない。」などの相談を受けることも最近は多くあります。まずは現状をしっかり把握してください。
目次
換気を検討する際の確認項目
- 既設の換気機器の型式
- 既設の換気機器の設置場所
- 既設の換気設備のダクトの設置場所
- 既設の空調機器の型式
- 既設の空調機器の設置場所
- 部屋の広さ
- 部屋にいる人数
- 壁への穴あけOKか
- 予算はいくらか
お客様に上記を聞いても、自社の設備を全然把握されていない方も多くいらっしゃいます。以前までは把握されていなくても現場調査をして状況を確認していましたが、このような現場に行くと、バッチリとロスナイが設置されており換気設備の増設は不要であったり、6畳位の賃貸物件で穴あけが不可であったり、予算が2、3万円であったり、ただの現場調査員みたいな事しかできなく業者としては仕事にならなくとても困る事が多くありました。
換気機器、換気設備は天井の裏に隠れており、お客様と同様に現場に行っただけではいくらプロの業者でも天井裏を透視できるわけではないので現状の機器、設備はわかりません。天井裏に潜り込ませていただく際にもどこに点検口があるか教えてもらわなければわかりません。点検口もなく天井を壊さないと換気機器が見えないこともあります。お客様の協力いただかないと調査にも費用がかかったり、多くの時間を費やしたりすることになります。
建物に設置されている設備の確認方法
どういった経緯でその建物で仕事しているかによって確認方法は異なります。
賃貸の場合
不動産会社やオーナーに既設の設備の確認が必要になります。また、換気機器や換気設備を新規で設置しようとすると壁に穴を開ける必要があり、不動産会社やオーナーに確認しないと、退居時に膨大な請求金額が請求されることになりますのでご注意ください。
射抜きで購入し入居した場合
図面や資料を確認すればわかるケースもあります。建物の完成図はありますが、設備の図面はないケースもあります。内装や設備は入居者が自由にできるため図面まで引き継がれないことが多いのです。
換気機器、換気設備の見積前の確認事項のまとめ
換気設備の業者を呼びつければ見積もりが出てくる物ではありません。業者も現場を把握してこそ良い提案ができます。お客様自身でもしっかり確認してみてください。