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業務用エアコンを動物の飼育環境で使う場合の注意点
動物は業務用エアコンの寿命を早めます。何が原因で寿命を早めるか理解しながら業務用エアコンを利用していきましょう。予防次第では寿命を伸ばすこともできます。
動物の糞尿が業務用エアコンに影響を与える!
動物を室内で飼育する場合、動物も夏は暑く冬は寒く感じます。ペットショップ、ペットホテル、動物園、動物病院など業務用エアコンが必要になってくるかと思います。何匹も何匹も飼育している場合には全ての動物をすぐに面倒が見られるとは限りません。糞尿が放置されてしまうこともあります。その糞尿が放置されると腐食性のガスとなって空気中を漂います。腐食性のガスが業務用エアコンに吸い込まれ業務用エアコン内部の熱交換器(フィン)を腐食させていきます。
業務用エアコンを長持ちさせるためには!
業務用エアコンが吸い込んだ糞尿の腐食性ガスが、冷媒が流れている冷媒配管や熱交換器(フィン)の金属部分にくっつき劣化させ、劣化すると冷媒配管に穴が開くことがあります。冷媒配管に穴が開くと冷媒が漏れ出て、業務用エアコンが使えなくなります。まずは腐食させないためには腐食性ガスを室内機が吸い込まないようにする事です。吸い込まない様にするには、飼育環境のさらに清潔にすること。良いフィルターを使用する。空気清浄機を設置する。などがあります。腐食し始めてしまった場合には、金属部分にくっついた腐食性のガスを取り除く必要があります。取り除くには薬品でクリーニングが必要になります。クリーニングについては別に記事があるので参照ください。
メーカーの規定
業務用エアコンには通常メーカー保証が1年ついておりますが動物の飼育環境の場合は対象外になることがあります。各社のカタログを見てみると、使用対象の規定で「対人専用です」と記載されていたり、「動植物の保存のために使用しないでください」と記載されております。