冷媒(フロンガス)が入った業務用エアコンの点検、冷媒の充填、回収する際に必要となる技術者資格です。冷媒を取り扱える資格として主に3種類あります。第一種冷媒フロン類取扱技術者、第二種冷媒フロン類取扱技術者、RRC登録 冷媒回収技術者の3種類です。どれも冷凍空調業界団体が発行している民間資格です。国家資格ではありません。これらの冷媒を取り扱える資格の紹介をします。
目次
資格の種類
第一種冷媒フロン類取扱技術者
一般社団法人日本冷凍空調設備工業連合会(日設連)という冷凍空調業界団体が認定しているし民間資格です。点検、充填、回収の取り扱いに関して条件ない資格です。
第二種冷媒フロン類取扱技術者
一般財団法人日本冷媒環境保全機構(JRECO 読み方:ジェーレコ)という冷凍空調業界団体が認定している民間資格です。点検、充填、回収の取り扱いに関して一部条件がある資格です。条件とは、点検と充填に関して業務用エアコンの圧縮機電動機又は動力源エンジンの定格出力25kw以下の機器までしか点検資格ありません。この25kwの機器とは機種にもよりますが、30馬力や40馬力以上の機器となります。回収に関しては条件ありません。
RRC登録 冷媒回収技術者
第二種冷媒フロン類取扱技術者と同様一般財団法人日本冷媒環境保全機構という冷凍空調業界団体が認定していますが、こちらの資格の場合、一般財団法人日本冷媒環境保全機構の一部署の冷媒回収推進・技術者センターが認定している民間資格です。こちらの資格は回収に関してだけの資格です。回収に関しては条件ありません。
冷媒取扱資格の縦割り化
上記の通りそろぞれの資格を管轄している会社が異なり、資格を取得しようと考えている人たちにとってわかりづらい資格となります。
冷媒取扱の資格ができた背景
冷媒を撒き散らかす業者がたくさんいて、オゾン層が破壊され環境問題になったことが背景です。私の知り合いの中にはいませんが、今でも撒き散らかしている業者はいると思います。冷媒処分するには費用がかかります。また、撒き散らかしてもその現場を見られなければ証拠は残らない為、何も考えていない業者は撒き散らかします。しかし、年々冷媒を大気に放出することに関する法律が厳しくなっており、さらに資格もできました。