急に業務用エアコンの効きが悪くなり、修理業者を呼んびショートサーキットですねと診断されたことのある人もいるのではないでしょうか。エアコン業界では当たり前に使われている言葉ですが、初めて聞く人は車が走り回っているイメージが湧いたり、マリオカートを思い浮かべたりする人もいるかと思います。一体何のことなのか解説していきます。
目次
ショートサーキットとは
業務用エアコンから吹き出した空気をまたすぐに業務用エアコンが吸ってしまい狭い範囲で空気が循環することをショートサーキットと言います。室内機、室外機どちらでも起こり得ることです。
2020年現在、室内機でショートサーキットが起こることが少し増えました。その理由はコロナ感染対策で業務用エアコンの近くにビニールカーテンをつけるケースが増えたからです。業務用エアコンの吹き出し口から遠くに風を飛ばしていたのに、ビニールカーテンがあることで、吹き出した風が跳ね返り室内機にすぐに戻ってしまいショートサーキットを起こします。
室内機でのショートサーキット
室内機でショートショートを起こすと、部屋全体が設定温度まで行ってないのに室内機のセンサーが設定温度に達したと感知してしまい業務用エアコンの運転を停止してしまいます。こうなると効きが悪く感じて故障したのかなと思い修理業者を呼ぶことになります。このときに修理業者からショートサーキットで機器には問題ありませんと言われることになります。出張診断費として1万円を超える請求が来ることでしょう。
室外機でのショートサーキット
室外機でショートサーキット起こる原因として、室外機周辺に新たに大きめの物を置いたり、室外機周辺環境が悪くなることが考えられます。室外機周辺に物が山積みになっていないか確認が必要です。
前までは調子良く動いていたが最近は冷えが悪いという場合には、元々室外機の設置環境は悪かったが辛うじて調子良く動いていたかもしれないが、ここ近年の猛暑で室外機周辺の環境がより悪くなりショートサーキットをお越し調子悪くなっているケースもあると思います。室外機の正面が塞がれているに近いような密閉されているような場合には風向調整ガイドをオプションでつければ環境を少しは改善できる場合もあります。
ショートサーキットまとめ
風の流れに淀みが生じるとショートサーキットが起こる原因になります。業務用エアコンから吹き出す風を妨げる物がある場合は環境を改善する必要があります。業務用エアコンから出た風が上手に部屋中を回ってから業務用エアコンにまた戻る空気の循環経路をよく考えてみてください。