業務用エアコンで26度の暖房設定で動かしているけど暖かくならない場合もあります。どのような場合に暖かくならないか解説します。
目次
業務用エアコンが暖かくならない考えられる原因
- 霜取り運転に入っている。
- フィルターが汚れている。
- 能力が足りない。
- 故障している。
業務用エアコンが霜取り運転に入っている
屋外が2、3度以下で寒い日には室外機の熱交換器に霜がつき、その霜を溶かすために業務用エアコンが室外機を温め始めます。温めている間は室内機でファンが回っている音はしても暖房機能は一時停止されています。その為、暖かくなってきません。霜取りのことをディアイサー運転やデフロスト運転や除霜運転と言います。寒い日に暖かくしたくて業務用エアコンを使っているのに、一時的に機能しなくなり寒い思いをされた方も多いと思います。業務用エアコンはヒートポンプ技術で暖かくしたり涼しくしたりしていますが、ヒートポンプ技術の現状の限界ということでしょう。特に寒い日には燃焼系の石油ヒーターやガスストーブなどが個人的に好きです。
フィルターが汚れている
業務用エアコンのフィルターが汚れており、目ずまりしている場合、本来の業務用エアコンの暖房機能を発揮できません。業務用エアコンの中に風が通らなければ空気は温まりません。業務用エアコンの室内機の中に空気を循環させることにより部屋を徐々に温めていきます。業務用エアコンのフィルターの掃除は使用されている方で簡単に掃除ができます。ほこりを取り除いてみましょう。
能力が足りない
設定温度を30度くらいにしても全然暖かくならない場合は、能力が足りていない可能性もあります。屋外が氷点下以下の場合は上記の霜取り運転の項目でも記載しましたが、大きな能力にしても思ったほど暖かくならないケースもあります。屋外が5、6度で設定温度25度にしても業務用エアコン導入当初から暖かくならない場合は、能力不足が考えられます。もう少し大きな能力に変更が必要かもしれません。目安ですが1㎡あたり0.2KW位の暖房能力が必要です。例えば30㎡の場合30㎡×0.2KW=6KWの暖房能力が必要です。
故障している
故障していてもエラーコードも出ずに運転してしまうケースがあります。そのケースとはフロンガス(冷媒)が減っている場合です。フロンガス(冷媒)が抜けて減っていると温める能力が減ってしまい効きが悪くなります。フロンガス(冷媒)が減っているかどうかはご自身では判断できず、プロに確認してもらう必要があります。