天井カセット形の業務用エアコンが故障して、予算を抑えてなんとかしたい考える人は多くいるかと思います。
検討案として、
- 修理する。
- 天井カセット形をそのまま同じ様に入れ替える。
- 壁掛形に入れ替えれば安そうなので、壁掛形に入れ替える。
この3案を考える人がほとんどかと思います。
これらについて次から解説します。
目次
業務用エアコンを修理する
業務用エアコンが故障した場合、設置して10年くらいまでは修理の検討をする方が半分以上います。
10年を超えてくると、そろそろ入れ替えを検討する方も増えてきます。
10年以内でコンプレッサー故障、メイン基盤故障でない場合は修理する方が安く済むことが多いです。
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天井カセット形をそのまま同じ様に入れ替える。
通常の場合、天井カセット形の業務用エアコンが故障した場合、同じ天井カセット形の業務用エアコンを
入れ替えるケースが大多数です。
業者の立場から言わせていただくと、同じ様に入れ替えする方が施工もやりやすいです。
施工費用も馬力や設置状況にもよりますが、10万円〜20万円で工事可能なケースが多いです。
予算をものすごく抑えながら入れ替えを検討されている場合は、この10万円、20万円の費用は
出せないという方もおります。
壁掛に入れ替えれば安そうなので、壁掛形に入れ替える。
こちらの要望をされると、業者としてはとても萎えます。
こちらの要望の場合、お客さんは予算がないことがほとんどで稼げない仕事のことが多いからです。
業者としても割の良い仕事を中心に行いたいと思っています。
壁掛形に入れ替える際の工事について
天井カセット形から壁掛形に入れ替える場合、施行に関しても手間がかかります。
天井カセット形の場合であれば、配管、配線はそのまま流用できますが、
壁掛形に入れ替える場合、配管、配線のやり直しを行う必要があります。
やり直しの費用を見積もると、結局天井カセット形を入れ替えるのと同じ様な金額になります。
壁掛形は家庭用のルームエアコンに毛が生えた様なものと考え、
数万円で工事ができると思い込んでいる方も多く、業者とお客さんの金額感の差がでて
結局検討見送りになるケースも多くあります。
見送りした後、お客さんは量販店に行き工事を頼みますが、
電源が異なったり、会社にはつけてもらえなかったり、
つけてもらったはいいが、エアコンが効かなかったりと明るい未来が待っていないケース
をよく見受けます。
壁掛形に入れ替える際の機器について
機器代に関しては天井カセット形よりも壁掛形の方が安くなります。
しかし、今までは部屋の真ん中に天井カセット形が付いており、まんべんなく空調していたものが、
壁掛形になり壁から風が吹き空気の流れが変わり、効きが悪く感じられる場合もあります。
天井カセット形から壁掛形に入れ替える場合のまとめ
すなおに天井カセット形を入れ替える場合は、同じ様に入れ替えしてください。
安く済まそうとすると、逆に高くなったり、効かなくなったり、トラブルになったりと
良いことはおこりません。
業務用エアコンは競合も多く、値引き合戦も多くあります。
壁掛形に入れ替える見積もりを取得するのではなく、
思った予算より高くなってしまうかもしれませんが、
天井カセット形に入れ替える見積りを複数者取り、
価格交渉を一生懸命やってみてください。