業務用エアコンの冷媒配管(フロンガスが流れている配管)はいつまで使えるものかと疑問に思われている方もいるかと思います。建築の書籍を見てみると書籍により異なりますが、30年であったり、15年であったりします。
業務用エアコンの入れ替えのタイミングは10年前後が一般的です。上記の30年で考えると10年目の業務用エアコン入れ替え時にはそのまま配管を使用し、20年目もそのまま配管を利用し、次の30年目の入れ替え時に業務用エアコン本体の他に配管も交換することになります。3世代まで配管をそのまま使用可能ということになります。
実際の現場では配管を交換する事が困難な現場が多く、配管からガス漏れが無ければ建物自体が取り壊されるまで同じ配管を使用し続けていることが多くあります。配管からガス漏れしているかどうかの判断は耐圧試験をすることが一番です。エアコンが故障しメーカーの修理の方を呼びガス漏れしていると言われた場合には注意が必要です。メーカーの人に言われた段階だと室内機でガス漏れしているか、室外機でガス漏れしているか、配管でガス漏れしているかわかっていません。どこでガス漏れしているかを確認するために耐圧試験を行います。もしも配管でガス漏れしていた場合は、今の配管は使えません。配管の困難な場合でも新しい配管を設置する必要があります。
メーカーの修理の方にガス漏れしてコンプレッサーが壊れていると言われた場合には、修理も相当な金額がかかることが予想されます。