業務用エアコンをDIYで自力で設置しようと考えられている人もいるかと思います。中にはできる人もいるかと思いますが、絶対におすすめ致しません。リスクが高いです。
目次
お勧めしない理由
①工事を失敗すると本体も壊れてしまう可能性がある。
天吊形や天井カセット形は小さな馬力のものでも数十キロもの重さがあります。一人で天井まであげるのはとても大変ですし、落として壊してしまう可能性もあります。
冷媒配管のフレア加工も経験がない方がやるとしっかりフレア加工ができているのかわからないことでしょう。職人は何度もフレア加工し、ガス漏れを経験しながらプロの職人になっていきます。運が良ければガス漏れしないですが、ガス漏れしてエアコンが冷えなかったりすることもあります。ガス漏れしていると故障の原因にもなります。
②専用の工具が必要
わざわざ業務用エアコンを設置するために専用の工具を購入するのももったいないでしょう。真空ポンプ、フレアツールなどはレンタルがあると聞いたことがありますが、配管を曲げるベンダやトルクレンチなど全部借りられるかはわかりません。
水道工事をDIYでやってますって人であれば、ドレン配管の工事道具あるかもしれませんが、ドレン配管をつなげるためのノリであったり、塩ビ配管切る塩ビカッターをわざわざDIYの業務用エアコン工事のために揃えても他に使い道はないでしょう。
③余計な時間、出費がかかる
業務用エアコンの標準的な工事であれば、プロであれば1日で作業は完了します。DIYで素人の人が行うと、数日かかることでしょう。配管の曲がり一つ作るのにも初めてですととても時間がかかります。
配管の曲がりが気に食わなくて失敗すると、また新しい配管材料を購入しなくてはなりません。余計な出費になります。
業務用エアコンはプロに任せましょう
親戚中のルームエアコンつけてきてエアコン工事のセミプロみたいな方であれば業務用エアコンに手を出してみてもいいかもしれませんが、本物のプロに任せるのが一番です。餅は餅屋という言葉がある様に専門家に任せるのがいちばんです。
また、機器と工事は同じ業者に注文することをお勧めします。機器はインターネットで購入して、工事は別の業者にお願いした場合に故障が起きると、機器の購入先からは工事の人に行ってくださいと言われ、工事の人からは機器の購入先かメーカーに言ってくれと言われ、困ることになります。機器も工事も同じ業者に頼んでいればその業者になんとかしてと言えば済みます。機器がインターネットで安く売っているからといって機器と工事バラバラに頼むと困ることになるので、機器と工事両方扱っており、責任持って対応してくれる業者を選ぶことが大切です。