業務用エアコンの修理の中で目玉が飛び出るような想像以上の修理費用の見積りがでて来るケースがあります。
それがコンプレッサー(圧縮機)交換です。
新しく業務用エアコンが買えてしまうくらいの見積りの場合もあります。
業務用エアコンを買ったけど、故障してしまい高額修理費用でひどい目に合う前に対策を確認しておきましょう。
コンプレッサー交換について解説していきます。
目次
コンプレッサーとはどのようなものか
業務用エアコンの心臓部と呼ばれている部品で金属の塊でできています。
馬力にもよりますが、数十キログラムします。
下記図のように室外機の中に入っている部品です。
金色になっていますが、更に下に添付されている真っ黒な部品です。どのメーカーも真っ黒な部品です。
この部品の中で冷媒(フロン)がピストンで圧縮されて高温、高圧のガスをつくります。
車のエンジンのようなイメージです。
高温、高圧に耐えられるようにするために、金属の塊になっています。
金属が高密度で詰め込まれているので部品自体の値段も高くなります。
参照元:ダイキンホームページ https://www.daikin.co.jp/tic/topics/feature/2210_matsumoto
コンプレッサー不良の可能性が高い各メーカーのエラー表示
ダイキン
E5 圧縮機電動機過負荷
E6 圧縮機電動機過電流ロック
三菱電機
U6 圧縮機過電流遮断
UF 圧縮機過電流(ロック)
日立
48 圧縮機異常(過負荷、ロック、過電流)
三菱重工
E42 圧縮機過電流異常
東芝
H1 室外機コンプブレークダウン
H2 室外機コンプロック
パナソニック
H1 圧縮機1電流値不良(過電流)
H2 圧縮機1電流値不良(ロック)
H11 圧縮機2電流値不良(過電流)
H12 圧縮機2電流値不良(ロック)
H21 圧縮機3電流値不良(過電流)
H22 圧縮機3電流値不良(ロック)
コンプレッサー交換になっても困らないようにする方法
メーカー保証が1年ついており、1年以内のコンプレッサーの故障であればメーカーに依頼すれば無料で直してもらえますが、1年過ぎてしまうと自腹で払うしかありません。
コンプレッサー交換になっても困らないようにするために、業務用エアコンを導入する際に、延長保証に入っておけば高額修理のコンプレッサー交換になっても保証で対応可能です。
購入する先の業者によって延長保証のサービスの提供の有無がありますので、業者選定も慎重にする必要があります。