以前三菱重工製でのワイヤードリモコン化を紹介しましたが、
ダイキン製のワイヤードリモコン化の方の要望も多かったので、
ダイキンのワイヤード化の方法をご紹介します。
目次
ダイキンのルームエアコンのカタログで確認
カタログに必要部材が書かれています。
形式により必要部材が異なりますので注意が必要です。
基本的には リモコン → 中継部材 → 室内機 という構成は他のメーカーとも変わりません。
ダイキンの場合は業務用エアコンのリモコンを使うのではなく、
業務用エアコンのリモコンの見た目の専用のリモコンを使うことになっていますので注意してください。

注で書かれていることがとても大切な内容になっています。
- 注2 別売りの遠隔制御P板セットKRP067A41が必要です。
- 注6 別途変換コネクタKER087A41が必要です。
- 注7 ワイヤードリモコンのリモコンサーミスタ機能は対応していません。
- 注8 HA端子S21を使用するので、他のHA端子S21を使用する別売り品との併用はできません。
- 注9 リモコンサーミスタ機能は、室内機本体の室温センサーと併せて温度補正を行う機能のため、ワイヤード(薄型)リモコンの室温センサーのみでの温度制御はできません。
リモコン KRC081A1
見た目は業務用エアコンの一世代前のワイヤードリモコンの様です。
リモコンアダプターP板収納ケースが付いており、業務用エアコンのリモコンとは同梱物が異なります。
リモコンコードも4芯となっており、業務用エアコンと接続が異なります。
コネクタ接続する部分も業務用エアコンと異なります。

据付説明書(リモコン KRC081A1)
取扱説明書(リモコン KRC081A1)
遠隔制御P板 KRP067A41

据付説明書(遠隔制御P板 KRP067A41)
変換コネクタ KER087A41

リモコンコード KRCW101B03、KRCW101B08、KRCW101B12、KRCW101B20
リモコンコードは長さの違いで専用の物が用意されています。
コネクタ接続となっています。

S22ATESの電気配線図 下位グレードモデル
室内機本体にS21のHA端子を持っていないので、右下のプリント板3≒遠隔制御P板で機能を拡張させ
S21を用意する機種になります。

S22ATRSの電気配線図 上位グレードモデル
S21のHA端子を室内機に用意されているので、線を変換するだけのコネクタを使うだけで接続が可能。
