エアコンのHA端子とは、エアコンを他の機器と連携させる時に使う統一規格の端子のことです。
この端子は日本電機工業規格のJEM 1427で定められております。
ホームオートメーション(Home Automation)の頭文字をとってHAと呼ばれています。
HA端子、JEM-Aなどと呼ばれております。
目次
HA端子の具体例
■ドレンアップキット例
・ルームエアコン本体:S223ATES-W
・遠隔制御P板:KRP067A41
・ドレンアップキット:K-KDU571KS
ドレンアップキットを遠隔制御P板のHA端子を経由しルームエアコン本体と接続することにより、ドレンアップキットが故障などし動かなくなった時に、ルームエアコン本体に動かないようにできます。
このことをインターロックを取るとも言います。
ドレンアップキットが故障したのにルームエアコンが動き続けてしまうとドレンが室内機から滝のように出てきてしまいます。
そのため本体と連携させる必要があります。
■ルームエアコン ドレンアップキットオプション対応表
■室内機電気配線図
ダイキンのEシリーズの場合本体の基盤にHA端子が無い為、HA端子をしょったオプションの遠隔制御P板が必要になります。
■遠隔制御P板 電気配線図
ルームエアコン本体とドレンアップキットをつなぐ為の中継基板。
■ドレンアップキット電気配線図
ドレンアップキットから遠隔制御P板のHA端子に中継ハーネスを使い接続する。
その他の具体例
ドレンアップ以外にも例えばホテルのエアコンなどもこのHA端子経由でON、OFFなどの制御をおこなっているケースもあります。カードキーを抜くとエアコンに停止信号を送ったり、カードキーを差すとエアコンに運転信号を送ったりすることも可能です。
HA端子まとめ
HA端子は外部の機器から信号を送りエアコン自体を運転させたり停止させたりするための信号を受け取る為の統一規格の便利な端子です。