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2020年以降の業務用エアコンの買い方
業務用エアコンをリースで導入する会社も多いかと思いますが、これからはサブスクリプションで空間の快適性を好きな期間だけ買う時代に変化してきます。
サブスクリプションとは
定額で利用できるサービスのことです。最近では音楽を契約期間聴き放題のSpotify(スポティファイ)や映画や動画番組を見放題のNetflix(ネットフリックス)などが流行っております。
サブスクリプションとレンタルとリースの違い
業務用エアコンをリースでは導入する場合、4年から7年のいずれかの契約期間を選択する必要があり途中解約は認められていません。サブスクリプションの場合、不自由な期間は設定されていないのが通常です。
業務用エアコンをサブスクリプションで定額で利用するとなるとレンタルではないかと思われる方もいるかと思います。レンタルとは考え方が異なり、レンタルの場合は、業務用エアコン本体を特定の期間借りることになりますが、サブスクリプションの場合、快適な空間を特定の期間提供してもらうことに費用を払う方法になります。これを聞いてもレンタルとの違いが分からない方もいるかと思います。具体的なサービス内容で確認していきましょう。
業務用エアコンでのサブスクリプションサービス
ダイキンと三井物産が共同でエアアズアサービス株式会社というサブスクリプションサービス会社を運営しています。サービス内容が詳細に書いていないので、一部予想も入れつつメリット、デメリット記載します。
業務用エアコンのサブスクリプションのメリット
メリットとしては、所有権がないことです。所有権がないと逆にデメリットなんじゃないのと思われるかもしれませんが、業務用エアコンを所有するデメリットの方が実は大きいのです。業務用エアコンを所有する場合、点検が義務付けられております。その点検は所有する業務用エアコンによって異なりますが、最低でも3ヶ月毎の法定の簡易点検が義務付けられています。何十台も所有している会社であればその手間だけでも一苦労です。サブスクリプションの場合、この点検の義務をサブスクリプションサービス会社が追うことになります。
次に、所有していると故障した場合の修理費用負担がいくらになるか見えない不安や負担があります。サブスクリプションの場合、この故障の負担を考える必要がなくなります。サブスクリプション会社がこのリスクを追ってくれます。月額契約金額を支払えばこのリスクを考えなくて済みます。
レンタルの場合、長くても数ヶ月の契約が最高で短期間しか使用することができません。長く契約する場合はレンタル会社でも割賦払いやリースを勧めることになるかと思います。
業務用エアコンのサブスクリプションのデメリット
空間を快適にすると言っても、業務用エアコンを工事して設置しなくてはいけないため、定額費用が対象の空間によって異なる点です。エアアズアサービスでも参考となる金額は載っていませんでした。使用者が求めているのはどんな空間でも定額で提供してもらえることなので、使用する人によっては高く感じたり安く感じたり様々でしょう。
今後の業務用エアコンについて
会社や一般の人からの今後の認識について、「業務用エアコンを導入するという考えではなく、「快適な空間」を導入するとの考えになってくるかと思いますので、「業務用エアコン」という言葉は使われなくなってくる可能性もあります。快適な空間に対して当たり前に費用を払う時代になるかもしれません。コピー機も一昔前は機器本体を購入していた会社も多いかと思いますが、今はリースでメンテナンスもつけ使っている会社も多いと思います。コピー機と同じように快適な空間の購入もサブスクリプションに変わってくるでしょう。まだ業務用エアコンのサブスクリプションサービスを提供している会社がエアアズアサービスくらいしか国内では聞いたことないので今後様々な企業が参入してくることでしょう。逆に何で参入しないかも疑問です。リース 会社も積極的に参加すれば良いかと個人的に考えますが、日本の企業の特性上、他を見てからしかできないのかもしれませんね。