
エアコン工事の車や設備屋さんのワゴン車を見ると、オレンジ色の「高圧ガス」のステッカーが貼ってある車を見かけることがあります。
一般の方からすると、
「なんだか危なそう。」
「爆発したりしないの?」
そんなイメージを持つかもしれません。
でも、業務用エアコンの仕事をしている私からすると、実は少し見方が違います。
私は高圧ガスのステッカーを貼っている会社を見ると、「ちゃんとルールを意識して仕事をしている会社なんだな」と感じることがあります。
もちろん、ステッカーが貼ってあるから100%安心というわけではありません。
しかし、安全管理に対する意識の一つとして見ることはできると思っています。
目次
高圧ガスって何?
高圧ガスというと危険なものを想像する方が多いですが、実は建設業や設備業ではとても身近なものです。
例えば業務用エアコンでは、
- 冷媒ガス(R32・R410Aなど)
- 窒素ガス
をよく使います。
窒素ガスは耐圧試験や気密試験、ろう付け作業などでは欠かせません。
また、エアコン業者だけではなく、
- 溶接屋さん
- 配管屋さん
- 工場設備のメンテナンス会社
なども、
- 酸素
- アセチレン
- アルゴン
- 炭酸ガス
などの高圧ガスを運んでいます。
つまり、「高圧ガス」のステッカーが貼ってある車は、特別危険な車というわけではなく、仕事で必要なガスを運んでいる車なのです。
ステッカーは法令と安全管理のため
高圧ガスを運搬する場合は、高圧ガス保安法などのルールに従って運搬する必要があります。
積むガスの種類や数量によって、表示や携行する設備などの基準も変わります。
だから「高圧ガス」と書かれたステッカーを貼っている車を見ると、
「ちゃんと法令を意識して仕事をしているんだな」
と思うことがあります。
実は貼っていない業者もいます
ここは少し業界の話になります。
正直に言うと、高圧ガスを積んでいてもステッカーを貼っていない車を見かけることがあります。
法令上の要件に当てはまらないケースもありますし、単純に貼り忘れているのか、そこまで意識していないのかは外からでは分かりません。
ですので、
「貼っていない=違法業者」
ということではありません。
ただ私は、安全に対する意識という意味では、必要な表示をきちんと行っている会社の方が信頼できると感じます。
車両の整理整頓や工具の管理と同じように、小さなことですが、その会社の仕事に対する姿勢が見える部分でもあるからです。
私なら、貼ってある会社の方が安心します
もちろん、一番大切なのは施工品質です。
ステッカーが貼ってあるだけで工事が上手というわけではありません。
それでも、
- 法令を理解している
- 安全管理を意識している
- 社内ルールを守ろうとしている
こうした姿勢は、お客様にとって決してマイナスではないと思います。
逆に「高圧ガスなんて気にしない」という会社よりも、「ルールを守ろう」という会社の方が、私は安心して仕事を任せられます。
業務用エアコン業者の車に貼ってある「高圧ガス」のステッカー まとめ
「高圧ガス」のステッカーを見ると、不安に思う方もいるかもしれません。
ですが、私は逆です。
現場の人間としては、
「ちゃんと安全管理を意識している会社なんだな」
という印象を持ちます。
もちろん、ステッカーだけで良い会社かどうかは判断できません。
しかし、法令やルールを守ろうとする姿勢は、仕事の丁寧さにもつながることが多いと感じています。
もし街で「高圧ガス」と書かれた車を見かけたら、「危険な車」ではなく、「安全に仕事をするための表示なんだな」と思っていただけるとうれしいです。
